この記事は、アスクビクターモアの乗り替わりの理由について解説します。
アスクビクターモアは2023年で4歳になる牡馬で、父は史上最強馬とも言われるディープインパクトです。
2022年には3冠レース最後の菊花賞で優勝し、GⅠ馬の仲間入りをしました。
そんなアスクビクターモアの主戦は田辺裕信騎手ですが、2023年4月30日に行われた天皇賞(春)では横山武史騎手に乗り替わりました。
大事な一戦で突然の乗り替わりとなりましたが、陣営と田辺騎手の間に一体何があったのでしょうか?
アスクビクターモアの乗り替わりの理由について徹底調査しました。
アスクビクターモアの乗り替わりの理由は?
田辺騎手騎手ピョンピョン飛んでた😊 pic.twitter.com/AMUlQxmVmz
— バン太 (@vanta3uma) October 23, 2022
田辺騎手もこのドヤポーズ🤣#アスクビクターモア #弥生賞 pic.twitter.com/5mGQtKkeiC
— S1✈️ (@s1nihs) March 6, 2022
競馬では、騎手が乗り替わること自体はそれほど珍しい事ではありません。
しかし、アスクビクターモアは天皇賞(春)という大事な一戦を前にして突然の乗り替わりでした。
その理由は一体何だったのでしょうか?
調べたところ、アスクビクターモアの乗り替わりは鞍上強化が理由のようです。
一般的に騎手が乗り替わる理由は大きく2つあると言われています。
田辺騎手はアスクビクターモア以外に出走馬でお手馬はいないため、天皇賞(春)には出場しませんでした。
そのため2番目の理由ではないですね。
そしてアスクビクターモアに騎乗したのが横山武史騎手だったことで、今回の乗り替わりは鞍上強化だったと考えられるのです。
次に乗り替わりは田辺騎手に原因があったのかを見てみましょう。
騎手に原因はある?
田村調教師「武史騎手はダイヤモンドの原石」
武史はすごく応援されてるなぁ
天皇賞・春もアスクビクターモアと結果出して欲しいね pic.twitter.com/3bY2s1q99n— アヤメ (@ayame_tkc) April 26, 2023
田辺騎手の乗り替わりが発表された時、ネットでは非情采配とも言われました。
横山武史騎手に乗り替わった原因は、田辺騎手にあるのでしょうか?
調査の結果アスクビクターモアの乗り替わりは、田辺騎手だけが原因では無いことが分かりました。
アスクビクターモアは前哨戦である日経賞(GⅡ)を、田辺騎手が騎乗し9着と惨敗しました。
陣営としては、日経賞で上位に入って天皇賞(春)を迎えたかったはずです。
それが9着では少し負け過ぎの感じがします。
そのため今回の乗り替わりを、田辺騎手が責任を取らされたみたいに書くネット記事もありました。
しかし日経賞の惨敗は、スタートの出遅れ・初めての不良馬場と田辺騎手だけの要因ではないようにも感じます。
そして田辺騎手の責任を否定するものとして、アスクビクターモアを管理する田村康仁調教師が次のようにコメントしています。
「乗り役に非はなかったと思います。うまくいかなかったので1回リフレッシュしようと言うこと」と乗り替わりの理由を説明しているのです。
そんなことから、乗り替わりは田辺騎手だけが原因ではないことが分かりますね。
次に乗り替わりで強くなるのかを見ていきましょう。
乗り替わりで強くなる?
アスクビクターモア 横山武史騎手
2023.04.30 天皇賞春 pic.twitter.com/4JFAKSQUvq
— もちみ (@uma1221uma) May 1, 2023
条件戦で活躍した馬がGⅡ戦などを走るようになると、突然強い騎手に乗り替わってしまうことがあります。
そして強い騎手に乗り替わると、馬の戦績が良くなることが多いです。
天皇賞(春)で優勝したジャスティンパレスは、前走の阪神大賞典(GⅡ)からルメール騎手に乗り替わり2連勝しました。
アスクビクターモアの陣営も横山武史騎手への乗り替わりにより、このような結果を望んでいたと思われます。
ここで田辺裕信騎手と横山武史騎手の戦績を比べてみましょう。
騎手 | 2022年リーディング | 2023年リーディング |
田辺裕信騎手 | 16位(73勝) | 12位(23勝) |
横山武史騎手 | 3位(127勝) | 3位(44勝) |
このように実績の差は大きく、陣営が横山武史騎手に騎乗を依頼してみたいと考えても不思議ではありません。
お手馬のエフフォーリアが電撃引退して、横山武史騎手が空いていたというのも大きかったですね。
こうして天皇賞(春)で鞍上強化されたアスクビクターモアですが、だからと言ってすんなり勝てないのも競馬です。
横山武史騎手は積極的に好位で競馬をしましたが、結果は11着と敗れました。
タラレバは競馬ではあまり歓迎されませんが、もし田辺騎手が乗っていたら結果はどうなっていたのでしょう?
そんなことが気になってしまう天皇賞(春)の結果でした。
アスクビクターモアの乗り替わりの理由のまとめ
この記事はアスクビクターモアの乗り替わりの理由について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると次のようになります。
アスクビクターモアの乗り替わりを田村調教師は、田辺騎手の責任では無いとコメントしました。
しかし日経賞で9着ではなく2・3着だったら、天皇賞(春)は田辺騎手が継続して乗っていたのではないでしょうか。
菊花賞を田辺騎手で勝った時は人馬一体の感じが伝わってきましたし、お互い分かりあえているように思えました。
それでも乗り替わってしまう勝負の世界というのは厳しいですね。
天皇賞(春)で横山武史騎手が結果を出せなかったことで、田辺騎手には再びチャンスがやってきたと考えられます。
アスクビクターモアの次走は宝塚記念かと思いますが、田辺騎手とのコンビ復活の走りを見てみたいですね。
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