この記事は、一口馬主で売れ残りの馬は活躍するのかを解説します。
一口馬主は手軽に馬主気分を味わえると、近頃特に人気になっています。
1歳馬の募集は毎年6月~8月を中心にスタートしますが、人気のある馬は抽選になったりして投資するのが難しいのが現実です。
その一方で、様々な理由から売れ残ってしまう馬も多くいます。
最終的には所属するクラブ等が買い取る形でどの馬も満口となるのですが、そのような馬はやはり買うべきではないのでしょうか?
一口馬主で売れ残りの馬は活躍するのかを徹底調査しました。
一口馬主で売れ残りの馬は活躍する
第27回エルムステークス(GⅢ)を制したのは重賞初挑戦のフルデプスリーダー。数少ないローレルゲレイロ産駒(ゲレイロ.Jr)にとってはアイオライトに産駒重賞初制覇を託したかったのですが、勝ったのは同じ村田牧場の生産馬…オメデトウ😅
①ローレルゲレイロ②ビッグテンビー③モガミヒメ※再掲 pic.twitter.com/ZCesQnfyD3— パカパカ工房💉ワクチン4回接種済 (@pakapakakobo) August 7, 2022
スズハロームがちょっとヤバい勝ち方しただけにレイベリングの評価がまた上がるかもねレイベリングの勝った新馬戦4着がスズハロームだった。母ちゃんのアイラインもローレルゲレイロ産駒の中では相当強い馬だった。
蘇るアラホウトクの底力。— アメロブ2022 (@amelob2021) December 25, 2022
どんなに血統の優れた馬でも走ってみないと分からないと言われますが、売れ残った馬は活躍する可能性はあるのでしょうか?
過去の実績を調べてみましたが、売れ残ったとしてもその後活躍した馬はいたことが分かりました。
売れ残ってもGⅠを制覇した馬の中に、ローレルゲレイロがいます。
ローレルゲレイロは父キングヘイロー、母ビッグテンビーで血統的に目立たなく、また初仔のため小さな馬でもありました。
ローレルクラブで一口5万円の200口、総額1000万円で出資者を募集しましたが、残念ながら満口とはなりません。
最終的には生産牧場である村田牧場が、自ら買い取ることでデビューにこぎつけました。
なんとかデビューしたローレルゲレイロでしたが、新馬戦に勝ち5歳時には短距離1200mのGⅠレースを2勝もしたのです。
通算成績は31戦5勝、このうち新馬戦を除くと重賞2勝GⅠ2勝と本番に強い馬という印象がありました。
獲得賞金は4億8千万を超え、総額1000万だった馬が大出世を果たしたのでした。
生産者でありかなりの口数を買い取った村田牧場の関係者は、ローレルゲレイロの活躍をどんなに喜んだことでしょうね。
馬を見極めるのは難しいと思いますが、このように売れ残った馬でも十分に活躍する可能性はあるのです。
では次に売れ残りの馬は買うべきではないのかを見ていきましょう。
売れ残りの馬は買うべきではない?
一口馬主を始めて1年と数ヶ月
とりあえず2017年の売れ残りの馬の中から良さそうな馬に出資したつもりやったのですが
既に3歳世代二頭が怪我で引退…
この世代の中で期待していたスペラーレとアクターヒロインの勝ち上がりは厳しそうで、1勝する事が難しいという事を思い知らされました。 pic.twitter.com/rvVnI0b1I2— R.Lihan (@Carlos36315273) July 29, 2020
ターファイトクラブの売れ残りから断易で選んで買ったデュアルパーパス、新潟3Rで勝ち馬から0.5差の4着。これはJRA勝ち上がりが見えてきた。断易はまだまだ練習中だけど、一口馬主とか馬主業とは本当に相性が良さそう。とはいえ勉強しはじめたのが最近なので腕が足りてない。もっともっと練習せねば! pic.twitter.com/d3TbNe9qNK
— あらいちゅー🐴馬主で大家で占い師 (@araichuu) August 29, 2021
どんなものでも売れ残るということは、なんらかの理由があるのだと思います。
それが馬の場合は、やはり買わない方が良いのでしょうか?
調査の結果、売れ残った馬は一般的には買うべきではないと考えられます。
売れ残りの馬でもたまに良く走る馬もいますが、それは例外と考えた方がいいかもしれませんね。
ではここで、馬が売れ残る理由を挙げてみましょう。
このようなことが2つ3つ重なると、売れ残る可能性はより高くなっていくのです。
そしてそれは同時に、レースで活躍できる可能性がより低くなっていく事と比例します。
その馬に強い思い入れがあるなら別ですが、売れ残り理由の多い馬を積極的に買うことは止めた方が無難ですね。
でも先ほどご紹介したローレルゲレイロは初仔であったり、種牡馬も実績が無かったりとしながらも活躍できたのですから難しいです。
こうなると一口馬主は、自分の競馬観というようなものを信じて進めていくのが良いのかもしれませんね。
次に、買うべきおすすめの馬についてご紹介します。
買うべきおすすめの馬は?
キャリコ2021をポチりました。 pic.twitter.com/3H8fDnRCqX
— ryu maki (@ryukakosari) November 29, 2022
【ご報告】この度わたくしは、馬主デビューする事を発表致します!誕生日が一緒のこの子が無事デビュー出来ますように…( *˙ω˙*)و グッ!
#キャリコ2021 pic.twitter.com/usTGaUyyu1— 酢橘(すだち)🐈🐾⚓️🇫🇷 (@Citrussudachi) August 9, 2022
一口馬主で最も嬉しい事は、自分が出資した馬がレースで勝つことだと思います。
さらにその馬の価格が安くて、費用対効果が高かったら最高ですよね。
そんな可能性を十分に秘めたおすすめの馬は、キャリコ2021です。
キャリコ2021は父モーリス・母キャリコ(母の父ディープインパクト)という血統の牝馬で、ノーザンファームが生産・育成を行っています。
総額9100万円で2000口、DMMバヌーシーが募集し一口45500円です。
2022年12月末現在で半分ほどの口数に残りがあるのは、価格が高いと判断されているのでしょう。
しかしながら父モーリスはここ数年遅咲きの仔が成果を上げていて、種牡馬としての評価が高くなってきています。
加えて母の父がディープインパクトということもあり、モーリスの力強さとディープインパクトのしなやかさを合わせ持つ馬だと考えられるのです。
2023年にデビューとなりますが、どんな走りを見せてくれるのか今から楽しみですね。
一口馬主で売れ残りの馬は活躍するかのまとめ
この記事は一口馬主で売れ残りの馬は活躍するかについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると次のようになります。
売れ残りの馬は好走する可能性が低いですが、即売した馬が必ずしも勝てるとは限りません。
そこが一口馬主の難しいところで、皆さんがなかなか儲からないと言うのが分かるような気がします。
それでもある程度のお金を掛けて、しっかりとした馬を選ぶことが大事なのだと思います。
2022年12月現在でも出資募集中の馬は多くいるので、興味のある方は各クラブの募集状況を確認してみて下さいね。
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