この記事は、フェブラリーステークス2023の追い切りについて解説します。
フェブラリーステークスは、東京競馬場ダートコース1600mで争われるGⅠ競争で、1着馬に米GⅠ競争である、BCクラシックへの優先出走権が与えられます。
このレースはコーナーを2回しか回らないため、実力のある馬がきっちり勝つ傾向です。
2023年もステップレースを勝ち上がってきた有力馬が出走予定ですが、直前の追い切りの内容が気になりますね。
フェブラリーステークス2023の追い切りを徹底調査しました。
フェブラリーステークス2023年の追い切り
フェブラリーステークス2023年の追い切りは、2月15日・16日に行われましたが、どのようなものだったのでしょうか?
追い切りの映像を確認しましたが、有力馬はどの馬も順調に消化できた印象です。
それでは有力各馬の追い切りを詳しく見ていきましょう。
レモンポップの追い切りは?
レモンポップの追い切りは坂井瑠星騎手が騎乗し、スムーズに折り合い好感触だったようです。
美浦西Wコース6F84.3ー1F11.9と、特に並んでからラスト1ハロンは軽やかな走りでした。
坂井騎手の手綱は持ったままのように見えたので、ラスト1ハロン11.9は優秀な時計と言えますね。
前走の疲れもないようで、本番でもレモンポップらしい走りが見られそうです。
ドライスタウトの追い切りは?
ドライスタウトの追い切りは時計以上に鋭く、出走馬の中では1番良いと感じました。
栗東坂路4F54.1ー1F12.8で、序盤は馬の後ろで我慢し、GOサインが出ると一気に加速します。
そして全身を使って前へ前へ進もうとする姿勢は4歳馬の勢いを感じました。
レモンポップを逆転する可能性まであると考えられます。
メイショウハリオの追い切りは?
メイショウハリオの追い切りはベテランらしく余裕を感じながら、パワフルな走りを披露しました。
栗東坂路4F53.5ー1F12.5で、そこまでの時計が出てるとは思えない感じなのですが、不良馬場をものともしない風格があります。
6歳馬ですが実績はNO1なので、本来の走りができたら優勝の可能性も大いにありますね。
では有力な出走予定馬を確認しましょう。
有力な出走予定馬は?
東京ダート1400は任せとけ💪#レモンポップ#根岸ステークス pic.twitter.com/c4SXr1bkHV
— かぼす🦐 (@kabosu7222) January 29, 2023
武蔵野ステークスの時のギルデッドミラーあった
かわいい… pic.twitter.com/MdbJSnD8Zg— ブロッコリー🏇写真垢🐎 (@mini_broccolis) February 2, 2023
ギルデッドミラーにつきましては以下のとおり予想しておりましたが、残念ながら右前脚骨折により引退となってしまいました。
実力伯仲のフェブラリーステークスですが、中でも人気を集めそうなのは2頭の馬です。
レモンポップとギルデッドミラーが単勝2倍台が予想され、人気を2分すると考えられています。
前2走で2頭は直接対決していますが、その結果は次の通りです。
馬名/レース名 | 根岸S(GⅢ)2023年1月29日 | 武蔵野S(GⅢ)2022年11月12日 |
東京競馬場ダート1400m | 東京競馬場ダート1600m | |
レモンポップ(牡5) | 1着 | 2着 |
ギルデッドミラー(牝6) | 2着 | 1着 |
このようにGⅢ戦で1着2着を分け合っていますが、次にそれぞれの特徴を見ていきましょう。
レモンポップ
レモンポップはデビューから全てダートを走り、10戦7勝2着3回と連対パーフェクトの戦績です。
先行力があるため、ほとんどのレースで直線の入口では先頭に取り付いています。
そしてラスト200m位からゴーサインを出すと、さらに伸びてゴールするという王道のレース運びです。
東京競馬場のダート1400mでは最強と言われていますが、本番は1600mで200mの距離延長がどう影響するのか気になります。
2走前の武蔵野ステークスは1600mでしたが、最後の最後でギルデッドミラーに差されてしまいました。
どこで仕掛けるかが勝負の分かれ目となりそうですね。
ギルデッドミラー
ギルデッドミラーにつきましては上記のとおり残念ながら右前脚骨折により引退となってしまいました。
ギルデッドミラーは2022年にダートに転向してからは、4戦2勝2着2回と好成績を残していたためとても残念です。
前2走は上がり3ハロンを最速で駆けていて、直線の長い東京コースが合っていました。
もし本番をむかえていたらレモンポップを前に見ながらレースを進められるので、仕掛けどころなどが分かり有利に進められたかもしれません。
では次に調教師のコメントを見ていきましょう。
調教師のコメント
レモンポップ&田中博康厩舎重賞初勝利おめでとうございます🎉
関係者がみんな嬉しそうでこっちも嬉しくなりました…!
王道の先行抜け出しでねじ伏せる圧倒的な風格が大好きです、これからもがんばって! pic.twitter.com/dwBXQ9Wbki— すばる (@arazaram_izumi) January 29, 2023
【無傷の3連勝でJpnI制覇】
第72回全日本2歳優駿JpnIは戸崎圭太騎手騎乗のドライスタウトが制しました。4コーナーで先頭に立つと、戸崎騎手が「馬が強い競馬をしてくれた」と振り返る通りの快勝。
また、管理する牧浦充徳調教師は、17年ドンフォルティス2着の悔しさを晴らすJpnI初制覇となりました。 pic.twitter.com/K7GOeAHPAw— 地方競馬全国協会(NAR)公式 (@nar_keiba) December 15, 2021
追い切り後の調教師のコメントは、馬の調子を判断する上でとても重要です。
フェブラリーステークスの追い切り後のコメントは、どのようなものだったのでしょうか?
上位人気が予想される3頭の調教師は、それぞれの管理馬を順調に調整できているとコメントしました。
レモンポップの田中調教師は「ジョッキーに感触を確かめてもらったが、いいコンタクトで追い切ることができた。ここまで順調ですし、不安なくレースに臨めると思います」と自信のコメントで、前走の疲れは心配ないようです。
ドライスタウトの牧浦調教師は「順調な仕上がりを見せています。前走より調子を上げて臨めそうです」と4歳での頂点到達に自信があふれています。
メイショウハリオの岡田調教師は「速くなりすぎないように、しまい重点、動きは良かったです」と帝王賞(JpnⅠ)優勝馬の意地を見せたいコメントでした。
どの馬も順調に追い切りを消化できたようで良かったです。
フェブラリーステークス2023年の追い切りのまとめ
この記事はフェブラリーステークス2023の追い切りについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると次のようになります。
フェブラリーステークス2023は、外国馬の出走など注目度が上がっていますが、レモンポップの1番人気は変わらないでしょう。
ギルデッドミラーの突然の引退は残念ですが、ドライスタウトが確実に力をつけている印象です。
レモンポップは1600mの距離が長いとも言われているので、ドライスタウトの逆転も考えられます。
個人的には6歳の実力馬、メイショウハリオに頑張ってもらいたいです。
フェブラリーステークスは2023年2月19日、本番が楽しみですね。
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