平家物語のアニメはひどい?原作との違いや作画はジブリに似てる?

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今回の記事では平家物語のアニメはひどいのか、原作との違いなどについてまとめていきたいと思います。

現在FODにて先行配信されているアニメ平家物語ですが、皆さんはご存知でしょうか?

平家物語という誰でも一度は耳にしたことがある題材を原作にしており、作画も特徴的で一部ではジブリ作品のようだという声もあがっています。

そんな平家物語のアニメは面白いのでしょうか?

今回は、平家物語のアニメーションはひどいのか、作画についてや原作との相違点などについてまとめていきたいと思います。

平家物語のアニメはひどい?

平家物語のアニメはひどいのでしょうか?

結論から申しますと、平家物語はアニメ史に残るであろう名作だと思いました。

そもそも平家物語という題材はあのジブリの高畑勲監督が長い間作りたいと願っていた作品の一つであり、それほどまでに作りたいと思っていながらもついに完成することのなかった作品です。

そんなにも難しい平家物語のアニメーションを今回手がけるのはサイエンスSaru。

湯浅政明監督という天才アニメーターが設立した制作会社であり、最近では「映像研には手を出すな」で作画アニメーションのかっこよさをガツンと見せつけ、アニメファンを唸らせました。

そんなサイエンスSaruで制作される平家物語の監督を務めるのは、京都アニメーションで「けいおん」や「聲の形」など数々の名作を手掛けた山田尚子監督です。

作画アニメーションの限界に挑み続けるサイエンスSaru×数々の感動作を生み出す山田尚子監督

この組み合わせによって生み出される作品は、映像や楽曲、脚本などアニメーションを構成する全ての要素が平家物語という難しい題材を見事に表現し、数あるアニメーション作品の中でも圧巻の作品であると言えると思います。

アニメと原作の違いは?

アニメ平家物語は原作を見事に表現していると書きましたが、脚本に関しては大胆な変更がされています。

原作とアニメの相違点

  • 主人公「びわ」の登場
  • 「びわ」には未来が見える能力がある
  • 「平重盛」には過去が見える能力がある

一歩間違えば原作に泥を塗るような改変度合いでありますが、脚本の吉田玲子さんは原作の表現したい重要な要素をしっかりと汲み取った上で制作しているため、作品がチープになることなく美しい脚本に仕上がっていました。

原作のある作品をアニメ化や実写化する際そのまま原作のストーリーを映像化する場合と、全く違うストーリーにする場合の2パターンがあります。

どちらの場合にしても一番重要なのは原作を読んだ人の解釈です。

ここが制作者と視聴者でずれてしまうと駄作と言われてしまいます。

逆に言えば、それを間違えなければ原作とストーリーが全く違ったとしても評価されるのです。

今回の平家物語の場合は原作が古く解釈も人それぞれで多岐にわたるため、解釈を合わせるのはかなり難しかったのではないかと思います。

ですが未だに批判的な意見を見かけないというのは、やはり吉田玲子さんの脚本が平家物語という題材をしっかりと表現できているからではないでしょうか。

作画はジブリに似ている?

最後に、 作画に関しても深掘りしていきましょう。

この作品を初めて見たときに、ジブリみたいだなと感じた人も多いかと思います。

たしかに、スタジオジブリ制作の高畑勲監督の遺作でもある「かぐや姫の物語」を彷彿とさせるような作画です。

これに関して、あくまで私個人としての感想ですが山田尚子監督の高畑勲監督に対するリスペクトの気持ちが表れているように感じました。

というのも、高畑勲監督は生前何度か平家物語の企画を考えていました。

「平成狸合戦ぽんぽこ」では平家物語の一部シーンが制作されています。

実はこの時、高畑勲監督はぽんぽこの企画と平行して平家物語の企画も検討していたのです。

しかし、セルアニメーションでの制作では鎧の合戦シーンなどを作ることが困難であったため、断念せざるを得ませんでした。

その後も何度か企画は立つものの制作には至らず、「かぐや姫の物語」制作後にやっと短編での制作が決定したところで、2018年4月に高畑勲監督が永眠されたことで平家物語のアニメーションが作られることはなくなりました。

高畑勲監督がそれほどまでに作りたいと思っていた平家物語を制作するわけですから、やはり山田尚子さんも1人のアニメクリエイターとして、高畑勲監督へのリスペクトを込めた作品に仕上げたのだと思います。

平家物語のアニメはひどい?のまとめ

今回の記事では平家物語のアニメはひどいのか、原作との違いなどについてまとめてきましたがいかがでしたか?

今回の要点をまとめると2つです。

・平家物語はアニメ史に残る名作

・脚本は原作から大胆にアレンジされている

ここまで平家物語という題材を扱うことの意味や難しさについてまとめてきましたが、この作品をアニメーションとして完成させてしまうサイエンスSaruは本当に凄いアニメ制作会社ですね。

まだ最終話まで配信されていませんが、今後平家物語のアニメ―ションがどのような結末を迎えるのか楽しみにしていきましょう。

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