この記事は、スターズオンアースはブエナビスタになれるのかを解説します。
競争馬はよく、かつての名馬と比較されることがあります。
それは同じような戦績だったり、同じようなレースぶりなどから比べられるようです。
2023年で4歳になる牝馬のスターズオンアースは、2008年から2011年に活躍した名牝ブエナビスタのようだと言われています。
なぜスターズオンアースはそのように言われるのでしょうか?
また、多くのGIレースを制したブエナビスタのようになれるのか気になります。
スターズオンアースはブエナビスタになれるのかを徹底調査しました。
スターズオンアースはブエナビスタになれる?
スターズオンアースとブエナビスタがちょっと似てると思ってて、ノートに小ネタとして書こうとしてたんだけど、けっこーみんな言ってたw
2冠とか、不利受けても敢然と追い込んでくるけどちょっと足りないところとか。— しかワンダー (@shika_wonder) April 3, 2023
スターズオンアースはブエナビスタみたいに展開が合わなくても大崩れしない馬になっていくのかな?
— 天牙しこ(あまきばしこ)ε🦵 (@ShikoChanko) April 2, 2023
スターズオンアースが令和のブエナビスタ言われるのは確かにって感じ
— てぼ (@gteboo_) April 4, 2023
ブエナビスタと言えば牡馬も蹴散らし、海外の競馬でも活躍した牝馬ですが、スターズオンアースはブエナビスタになれるのでしょうか?
調査の結果、スターズオンアースはブエナビスタになれると考えられます。
そう言える理由は、レースでの脚質に共通点があるからです。
両馬は、3歳時のクラシックレースである桜花賞とオークスで優勝しています。
その際の走破タイムと、上がり3ハロンタイムを比較してみましょう。
レース/馬名 | スターズオンアース | ブエナビスタ |
桜花賞 走破タイム(上がり3ハロン) | 1:32.9(33.5) | 1:34.0(33.3) |
オークス 走破タイム(上がり3ハロン) | 2:23.9(33.7) | 2:26.1(33.6) |
ここで注目したいのは、上がり3ハロンタイムです。
スターズオンアースもブエナビスタも33秒台の豪脚で、どちらのレースも差し切り勝ちとなっています。
このように両馬は、共に鋭い差し脚が武器という共通点があるのです。
これは血統的にも証明できるので、それを確認してみましょう。
血統的背景は?
競馬の血統は、主に父親の能力を受け継ぐことが多いと言われています。
スターズオンアースの父もブエナビスタの父も鋭い末脚が魅力の馬でした。
スターズオンアースの父はドゥラメンテで、皐月賞・ダービーのクラシック2冠馬です。
一方ブエナビスタの父はスペシャルウイークで、ダービーやジャパンカップを制しています。
ドゥラメンテは力強い走りが特徴で、スペシャルウイークは一瞬の切れ味が抜群でした。
両馬に共通するのは、後方待機策から直線で一気に他馬を追い抜いていく末脚が魅力なことです。
この爆発的な末脚が、スターズオンアースとブエナビスタに引き継がれたと言っていいのではないでしょうか。
そんなことからも、スターズオンアースはブエナビスタになれると考えられますね。
次にそれぞれの戦績を確認しますが、まずは先輩のブエナビスタからです。
ブエナビスタの戦績
僕の大好きなブエナビスタの桜花賞も見てやってくれ
大外からぶっこ抜くぜ pic.twitter.com/F5nHqXx0TF
— 👸おかず🍾グンマ娘トレーナー (@okazu_00) April 9, 2023
ブエナビスタは2008年から2011年までのレースに出走し、23戦9勝の戦績でした。
桜花賞・オークスの2冠を達成した後は、札幌記念・京都記念を除き全てGⅠレースに出走しました。
そしてGⅠではヴィクトリアマイル・天皇賞(秋)・ジャパンカップで勝っています。
特徴的なのは2着が8回もあったことで、あと1歩届かないレースが多かった印象です。
有馬記念は2年連続2着、ドバイシーマクラシック・宝塚記念でも2着となり、ビックレースを惜しくも逃すことが続きました。
切れる末脚は持っていながらも、一線級の牡馬相手に差し切り勝ちまでは難しかったようです。
しかしそんな惜しいレースが続いたことから、ファンが多い馬でもありました。
続いてスターズオンアースの戦績です。
スターズオンアースの戦績
スターズオンアースは強いぞ高校の校長を務めております水面です、入学生を大募集しております
彼女はレースの度にファンを増やしていくタイプなのでね…… pic.twitter.com/rjkynxnz6n— 水面 (@minamo_thr) April 2, 2023
スターズオンアースは2023年4月現在、9戦3勝の戦績です。
桜花賞・オークスは制しましたが、3冠目の秋華賞では3着に敗れました。
そんなスターズオンアースの今後で心配なことは、ブエナビスタのように2着が多いことです。
スターズオンアースは9戦中4戦が2着の戦績で、ブエナビスタのように勝ち切れない可能性があります。
一例を紹介すると、2023年4月2日に行われた大阪杯(GⅠ)で、スターズオンアースは休み明けながら1番人気となりました。
レースでは後方待機から直線で自慢の末脚を繰り出しますが、絶妙のペースで逃げたジャックドールを捕まえることができず、ハナ差で2着に敗れました。
ルメール騎手の仕掛けどころは完璧に見えましたが、それでも届きません。
ブエナビスタと同じように他馬のペースに左右されてしまい、GⅠでは今一歩突き抜ける力が足りないのかもしれません。
今後のGⅠレースで同じようなことが起こらないように頑張って欲しいですね。
スターズオンアースはブエナビスタになれるのかのまとめ
この記事はスターズオンアースはブエナビスタになれるのかについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると次のようになります。
ブエナビスタは、直線の長い東京コースを得意としていました。
オークス・ヴィクトリアマイル・天皇賞(秋)・ジャパンカップとGⅠ6勝の内4勝が東京コースです。
鋭い末脚は東京コースでこそ、全開になるのだと思います。
それはスターズオンアースにも言えるので、同じレースを選んでいくことは十分想像できます。
ブエナビスタは1着よりも2着の方が多かったことから、ファンに愛された馬でもありました。
スターズオンアースもより一層活躍して、ブエナビスタのように愛される名馬になってほしいですね。
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