この記事では、「俺だけレベルアップな件ラグナロク」のネタバレの5話について解説していきます。
地球を侵略してきているイタリムという勢力は、何が目的なのか気になりますね。
ここからは「俺だけレベルアップな件ラグナロク」の第5話ネタバレを解説していきたいと思います。
第4話の内容
護が巻き込まれた東都大で起きた事件は、ニュースになるほど世間で話題となっている。
アリのモンスターは護が幼少期に共に過ごした黒い生物の一人だった。
護は護の父に記憶と力を封印されていたため、アリのモンスターのことを覚えていなかった。
地球にゲートが出現しモンスターが現れたのは、イタリムが使途を送り込んでいることが関係している。
護はイタリムに囚われた母を助けるためにレベルアップして強くなることを決意し、影のダンジョンに入った。
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第5話ネタバレまとめ
「ここが影のダンジョンです!」
廃都といった見た目のダンジョンに、護は懐かしさを感じていた。
「4時間生き残る・・・?」
「気を引き締めてください!すでに試練は始まっておりますよ!」
ベルが叫んだあと、緑色のモンスターが護の背後を襲ってきた。
護は緑色のモンスターの奇襲に反応して、後ろ蹴りを入れる。
蹴られた胸を抑えている緑色のモンスターの頭上にはゴブリン偵察兵と無色の文字で表示されていた。
偵察兵は斥候であるため別の敵が潜んでいる可能性が高いと、ベルは言う。
「それなら仲間を呼ばれる前に始末しないとな!」
「しょ・・・小君主さま!?確かにゴブリンは弱いですがそんな無防備に・・・ッ!!」
「こいつの名前は無色だ。つまり、俺と同等かそれ以下ってこと」
護は一直線に突っ込み、ゴブリン偵察兵が左手に持っている石斧を叩き落とす。
そして、その石斧を拾いゴブリン偵察兵に殴りつけることで倒すことに成功した。
自分よりも強い相手の名前には色が付いていて、ゴブリン偵察兵は無色ネームであったため、油断とも思えるような突撃をしたのだと護は説明する。
「オオオオオ」
ゴブリン偵察兵が角笛を吹いた音が聞こえてくる。
その音に反応してか、大量のゴブリンと無色ネームのゴブリン十人隊長、オレンジネームのゴブリン百人隊長が集まってきた。
「・・・手伝ってくれるんだよな?」
「助けたい気持ちはやまやまですが・・・。君主さまと離れているため魔力補給ができず、力を行使するには足りないかと・・・。それにですね、私が手を出せば小君主さまの得られる経験値が激減してしまいます」
護はベルからの支援が受けられないことを理解して、ゴブリンの大群に立ち向かう。
手始めとして、石斧を投げつけるとまるで見えない手によって動かされているかの如く、ゴブリン達を斬りつけた。
これは、直接手に触れることなく対象に物理的な影響を与えられる、支配者の権能というスキルによって起こされた出来事だった。
弓兵に矢を撃たれるが、護は避けるどころかその矢を手づかみした。
そして、支配者の権能で弓に見立ててその矢を放つ。
ベルは護がスキルを使いこなしている姿を見て、素晴らしい適応力だと思った。
そして、幼少期のころには平和な世界においては異質な才能が、イタリムの使徒が地球に侵略したことで、忌むべき力は希望へと変わったのだ、と感慨深そうにする。
護はゴブリンに不意を突かれて、わき腹に小剣を刺されてしまう。
そして、わき腹に刺さった小剣を引き抜き、その小剣をオレンジネームであるゴブリン百人隊長に投げつけて倒す。
「いてぇ・・・けど・・・、無気力だったあの頃よりも生を実感できる」
護はHPがどんどんと削られていくが、一切ひるまずにゴブリンの大群に立ち向かっていく。
「キエエエエエッ!素晴らしいです!!小君主さまなら必ずやこの試練を乗り越えられると信じておりました!」
護とゴブリンの戦闘が終わり、感心した声を上げるベルの周りには、ゴブリンの死体が散乱していた。
「はい」
護は報酬として得たルーン石を使えば、影の抽出というスキルが使えるようになるのかと推測した。
また、戦っている最中に忍耐というスキルを取得していたことで、レベルアップだけじゃなくスキルも貰えるのだと自分の能力を末恐ろしく思った。
「非覚醒の時と比べたらありえないくらい強くなったよな・・・。レベルアップで怪我も治るし」
「このレベルアップシステムは君主さまが使われていたシステムを改良したものでして、小君主さまの安定的な成長をサポートするものです。端的に言えば・・・、非覚醒者だと思っていた自分が実は最強の影使い?という感じですかね」
護はあまりに中二病チックなフレーズに眉をひそめながら、今回の報酬であるルーン石を使用する。
「・・・影の兵士にする?」
「死体から私のような兵士を生み出すスキルでございます。この影の抽出こそが影の君主であられる水篠旬さまを最強たらしめた権能の真髄なのです」
興奮して説明するベルとは対照的に護はあまり乗り気ではなかった。
自分よりも弱い奴しか兵士にできないし、召喚系のスキルはハンター業界では重宝されないためだ。
護は命令語を設定しなければいけないことに面倒くさく思った。
そして、命令をするのだから直感的な言葉が良さそうだ、と口にする。
「起きろ」
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