この記事は、馬は人を乗せて重くないのかについて解説します。
馬は古くから戦や農耕などで人との関わりが深い生き物です。
人が乗ることが出来るというのも、良い関係が続いている大きな理由ですね。
人が乗っても平気でいられる動物は、筆者は馬以外にはラクダと象しか思い浮かびませんww
そもそもの話ですが体重60kgの大人が乗って、馬は重いと感じないのでしょうか?
馬は人を乗せても重くないのか、馬の気持ちになりきって解説します。
馬は人を乗せて重くない?
観光牧場等に行くと、小さなサークルをゆっくりと何周かしてくれる乗馬体験がありますね!
ですが小さな子供ならまだしも、大人が乗っても馬は重いと感じないのでしょうか?
馬は平均的な体重の人を乗せる場合、少しだけ重く感じると考えられます。
理由としては馬が人に比べてかなり大きいので、それほどの重さには感じないと想像できるからです。
馬の背中は吊り橋状になっていて、骨格がしっかりしています。
そして背骨は真横に動かすことはできず、そのため人はバランスを崩さずに長い時間乗っていられるのです。
さらに乗っている人の体重は前後の足で支えられていて、背中が4肢の中心にあるため均等に重さが分散されています。
なんだか上手くできた構造になっていますが、それでもやはり人が乗れば少しは重く感じるようですね!
そして実は、馬自身は人に乗られることをそんなに好んではいないようなのです。
重くないけど、乗せるのは嫌?
観光牧場でも乗馬でも、筆者は馬が人を乗せて嬉しそうにしているのを見たことがありません。
おそらく馬は、仕事として粛々と人を乗せているのではないかと想像します。
筆者は雄大な草原の中を、馬に乗って散策するという乗馬体験をしたことがあります。
散策中馬は筆者を完全に馬鹿にしていて、スキがあれば立ち止まり草を食べていましたww
そして先導するトレーナーに怒られながら、馬は渋々散策を続けたのです。
後日調査してみると、馬は基本的にのんびりとしていたい生き物なのだということが分かりました。
できればのんびり過ごしたい、走りたい時に走りたいという感じなのですね!
「人参とかくれたら乗せてあげてもいいよ」、きっと馬はそんな風に思っているのでしょう。
では次に、人が乗った際どの程度の重さに感じるのかを見てみましょう。
馬が感じる人の重さはどの位?
人よりも馬はずっと大きいので重さはそんなに感じないと思われるのですが、一体どの位の重さに感じているのでしょうか?
馬と人の体重を参考に算出すると、馬が感じる人の重さは人が約8kgの荷物を持った位と考えられます。
馬の体重を450kg、人を60kgとして算出すると上記のような結果になるのです。
しかし支点の問題があるので、人が8kgの荷物を頭の上に乗せたくらいの重さということになるでしょうか。
また人は2本の足で支えていますので、馬の方が分散されてより軽く感じているかもしれません。
重いというほど重くはないけど、長時間乗っていたらじわじわ疲れてくるような感じですね!
馬の気持ちになってみると、やはり出来れば乗ってほしくないと思っていることでしょう。
何かご褒美があれば、気分良く乗せてくれるかもしれませんね。
では次に、理想体重はどのくらいなのかを考えてみましょう。
理想体重の判断基準は?
馬が感じる人の重さを見てきましたが、では人を乗せる際の理想的な体重はどの位なのでしょうか?
馬にとって人の理想体重は、軽ければ軽いほど良いと言うことになると考えられます。
それは乗馬よりも競馬を見ているとよく分かるのです。
競馬では、負担重量といってレース毎にその馬が背負う重さが明確に決まっています。
そして重さが1kg重くなると0.2秒遅くなると言われていて、着差にすると1馬身違ってくるのです。
人が乗っただけではそれほどの重さを感じなくても、レースという極限状態の中ではわずか1kgが馬にとっては大きな障害となります。
稀にカラ馬と言って騎手が落馬してしまった後、馬だけがレースを走っていることがあります。
その時の馬は全てが解放されて、実に気持ち良さそうに走っているのです。
やはり人を乗せないで自由に走る方が、馬も嬉しいのでしょうね!
馬は人を乗せて重くない?のまとめ
この記事は、馬は人を乗せて重くないのかを解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると、次のようになります。
- 馬は人を乗せると少しだけ重く感じる
- 馬は人を嫌々乗せていると感じられる
- 馬が人を乗せて感じる重さは、人が約8kgの荷物を持った位
- 人の体重は軽ければ軽いほど馬は嬉しい
実際に馬に乗ると分かるのですが、少しでも歩くと上下左右激しく揺られます。
それでもがっしりした背中と、4本の足に支えられているという安心感もあるのです。
馬は人に乗られるために、このような体形なのではないかと考えてしまいます。
古くから付き合いの深い馬と人、この先も良いコミュニケーションを取ってお互いが繁栄していくと良いですね!
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