この記事は、今村聖奈の騎乗技術はすごいのかについて解説します。
今村聖奈騎手は2022年3月にデビュー以降、4か月ほどで20勝に到達しました。
新人の中ではトップの数字で、順調にいけば50勝・60勝も可能です。
7月3日のCBC賞(GⅢ)において、重賞初騎乗で初勝利という快挙を達成しました。
女性騎手の斤量4kg減の恩恵があるから勝てているという人もいますが、今村聖奈騎手の騎乗技術は果たしてどうなのでしょうか?
今村聖菜の騎乗技術はすごいのかを徹底調査しました。
今村聖奈の騎乗技術はすごい?
おめでとう🎊
CBC賞は見て応援出来ました!
重賞乗れること自体ほんとにすごいことなのに初騎乗・初勝利はほんとにすごすぎて感無量です。
家族みんなで発狂しながら全力で応援してました☺️
感動をありがとう#今村聖奈 #今村聖奈騎手 #cbc賞 #重賞 #初勝利 #18勝目 pic.twitter.com/FVyQ3pyEmt
— imamura (@Serureou0801) July 3, 2022
今村聖奈の騎乗技術はすごいのでしょうか?
20勝しているのは斤量の恩恵だけでなく、今村聖奈騎手の騎乗技術が優れているからです。
それを証明するものとして2022年7月3日の2つのレースを振り返り、今村聖奈騎手の騎乗技術を確認してみましょう。
CBC賞の騎乗について
まずは第11レースCBC賞(GⅢ)について解説します。
CBC賞では思い切った逃げを打ち、影をも踏ませず1分5秒8という日本レコードで優勝しました。
勝ったテイエムスパーダには、今村聖奈騎手は初騎乗でした。
そのため、追い切りに乗って馬とコミュニケーションを取ったり事前準備を万端に進めます。
また前走まで騎乗していた国分恭介騎手に連絡をとり、馬のくせなどを確認していたのです。
さらに前日から小倉競馬場で騎乗していたため、開幕週で前が止まらない馬場であることを把握していました。
そんなことからCBC賞の思い切った逃げは、今村聖奈騎手の中では全てを把握した結果の勝つための戦術だったことが分かります。
前半3ハロン31秒台という無謀とも思えるスピードで逃げましたが、全ては計算され尽くした結果だったのです。
勝利ジョッキーインタビューでの冷静な受け応えが話題になりましたが、準備したことをその通りにやっただけということがあったからと推察できます。
あどけない可愛いらしい笑顔の裏側には、勝負師としてのもう一つの顔が隠されているのですね!
そしてCBC賞の直後に行われた第12レースで、競馬ファンは今村聖奈騎手の凄さを見せつけられることになるのです。
第12レースはどんなレース?
競馬ファンにとってCBC賞よりも凄いと感じた第12レースは、どんなレースだったのでしょうか?
今村聖奈騎手は、最後の直線でインを強襲して馬を1着に導きました。
スタート直後先行争いが激しくなったと感じた今村聖奈騎手は、無理に争わず先行馬の後ろに付けます。
道中脚をため直線に向くのですが、数頭の先行馬が壁になり進路が取れません。
しかし今村聖奈騎手はあわてず冷静にチャンスを伺い、わずかに空いたインを付いて抜け出します。
抜け出してからはスムーズにゴールを駆け抜け、4馬身差であっさり連勝してしまいました。
こんなベテランみたいな騎乗をするなんて、競馬ファンは驚きをもって拍手したのです。
重賞レースを初勝利して、インタビューを受けてまだ1時間も経っていないのですよ!
普通なら興奮冷めやらぬ様子で迎える第12レースだと思うのですが、今村聖奈騎手は目の前のレースに全力で取り組むのです。
このような騎乗をしていれば競馬関係者の信頼はますます上がり、より良い馬への騎乗依頼も多くなっていくだろうと思われます。
次に今村聖奈騎手の評価について見てみましょう。
今村聖奈の評価について
CBC賞
今村聖奈さん凄いね!
おめでとうございます!
これまでデビューした女性騎手の中では鞍はまりの良さは断トツ!久々にレース回顧を明日の東スポに書きました!
良かったら読んで下さい!— 田原成貴 (@tabaraseiki0115) July 3, 2022
今村聖奈騎手の評価は、プロの視点からみてどうなのでしょうか?
先輩ジョッキーや競馬関係者は、今村聖奈騎手は「鞍はまりが良い」と評価しています。
鞍はまりとは、下半身の安定感とか馬の支点と自分の重心が合っていることなどのようです。
つまりはよく言われる「人馬一体」なんだなと思います。
トップジョッキーの一人である武豊騎手の騎乗は、どんな馬に乗ってもブレがありません。
スタートからゴールまで動いていないのではないかと思うほどです。
今村聖奈騎手はまだそこまでではないものの、新人の中では群を抜いてブレていません。
これなら馬の負担も少ないだろうし、馬の能力を最大限引き出せるなと感じます。
元騎手で辛口評論の田原成貴さんが絶賛のツイートをしていることからも、今村聖奈騎手の評価は高いのだとよく分かりますよね!
次にネットの反応を見てみましょう。
ネットの反応
今村聖奈騎手は早くも20勝到達
男性騎手は角田大河騎手が13勝ですから、聖奈騎手が今年の新人の中で突出した存在だといえます。
スタートが上手いから位置が取れるし、しっかり追えるし上手いですね。— azemin(競馬専用アカウント) (@Azemin25a) July 9, 2022
今村聖奈デビュー1年目、しかも重賞初騎乗で初重賞勝ち!斤量の恩恵もあるけどそれにしても上手い。G1騎乗のリミッターが外れる30勝なんかあっという間に達成してしまうだろうな。この夏で達成しちゃって秋はいよG1騎乗見てみたいね。#今村聖奈 #テイエムスパーダ#CBC賞#小倉競馬場 pic.twitter.com/FkbZ0HcRUn
— けーちゃん☆菜七子@夏の終わりの札幌で会いましょう! (@7Q339Tgja5b0jv3) July 3, 2022
今村聖奈騎手
これまでのレース見たけど、確かに上手い😳
軽斤量を活かして好位確保・好位進出して押し切る競馬を得意とするようだけど、軽斤量のワリに馬に走られる所がなく、苦労して御しているレースが少ない。一個一個の扶助が正確で、体の柔らかさを活かして背中の動きを吸収出来てるんだと思う。— アラシ (@ARASHI3DAYU) July 3, 2022
ネットの反応はどうなのでしょうか?
みなさんそれぞれの言葉で高い評価をしていますが、一言でまとめると「凄い」になるのだと感じます。
ツイートにある「しっかり追える」というのは、今までの女性騎手にはない特徴です。
筋力の弱い女性騎手は「逃げる」ことはできても、「追って差す」ということは苦手な面があります。
しかし今村聖奈騎手はトレーニングを積んでいるのか、しっかりと追えているのです。
また「GⅠ騎乗」について今年は難しいと思っていますが、想定外の活躍を続ける今村聖奈騎手ですからもしかしたら達成してしまうかもしれませんね。
これからもファンがびっくりするような活躍を続けてほしいです。
今村聖奈の騎乗技術のまとめ
この記事は今村聖奈の騎乗技術について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると次のようになります。
- 今村聖奈騎手の騎乗技術はすごい
- CBC賞の逃げ切り勝ちは事前準備と冷静な戦略によるもの
- 直後の第12レースはよりすごさを実感できるレース
- 競馬関係者からは鞍はまりが良いという評価
- ネットの反応は称賛するものが多い
今村聖奈騎手を見ていると、新人女性騎手というくくりではいけない気がしてきます。
それくらい堂々としているし、マスコミへの対応も冷静です。
今後どこまで勝ち星を稼ぐか楽しみな反面、落馬による怪我が心配ですよね。
騎乗依頼が多くなって疲れたり、先輩騎手のマークが厳しくなることが必至だからです。
これからも無理せず、元気に騎手生活を送ってほしいですね。
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