この記事では、「俺だけレベルアップな件ラグナロク」のネタバレの10話について解説していきます。
E級ハンターである護がD級ダンジョンを攻略したことで、世間から注目され始めましたね。
護の取り巻く環境がどう変わっていくのかが楽しみです。
ここからは「俺だけレベルアップな件ラグナロク」の第10話ネタバレを解説していきたいと思います。
第9話の内容
クエスト報酬で、「スキル:暴風斬り」を覚えた。
ベルが過去に護の父親が戦った、8名の君主について説明する。
護はイタリムとの戦いに備えるために、ラカンの牙に共同戦線を張らないかと提案した。
玄武ギルド第2管理課が護に、荷物持ちとしてスカウトの連絡を送る。
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第10話ネタバレまとめ
「どうだ?水島ハンターから返信はあったか?新米のE級に玄武ギルドからお声が掛かったんだ。大喜びだろ」
「そ・・・それが・・・断られました」
「こ・・・断った?この玄武をか?E級の新米ハンターが大型ギルドからの誘いを蹴ったってのか?」
入江は手を机に乗せ前のめりになる。
「ギルドに入る気はないそうで・・・」
「ハンターがギルドに入らないだと!?生意気な・・・!S級にでもなったつもりか!?」
「・・・まあ、もう少し待てば向こうから連絡してきますよ。ギルド未加入による不条理さを実感してね」
そのような会話が起きていた中、護は最近ギルドからの誘いが多いと思っていた。
しかし、ギルドに入ることでレベルアップでの成長が難しくなることから、加入する必要を感じていないと口にする。
「話を続けるか、ラカンの牙」
ラカンの牙に話しかけた護は、共闘する条件として牙の君主のもう一つの聖域へ連れていけと言われたことを思い出していた。
「それで、その聖域はどこにあるんだ?」
「あの方の聖域なら距離が離れていようと位置は分かる。その聖域へのゲートは既にないようだ。人間たちの言うダンジョンブレイクが起きたのだろう」
「じゃあそこは、フィールドタイプのダンジョンになったってことか・・・」
モンスターが蔓延る荒廃した土地であるフィールドタイプのダンジョンが目的地だということに、護は頬に汗を垂らした。
「・・・本当にここなのか?」
実際に聖域があると思われる場所に来てみると、道が封鎖されていた。
しかも、ハイエナギルド以外立ち入り禁止という警告まで添えられて。
「よりによって、ハンターギルドの占有しているトコとか・・・。しかも、このハイエナギルドって荒れくれ者が集まって結成したギルドで、ヤバいヤツが多いらしいしな・・・」
「やはりこのような小物の話に従うより、レベルアップで成長した方が・・・。何をなさっているのです?」
ベルがしゃべっているのをよそに、護は支配者の権能を使って監視カメラを壊す。
「これで証拠は残らない」
「・・・躊躇せずに踏み込まれるところは、君主さまによく似ておられます」
フィールドタイプのダンジョンに足を踏み入れると、青い霧が漂っていた。
ベルはこの青い霧を外宇宙の魔力であり、次元の壁がこじ開けられることで世界に亀裂が生じている結果だと口にした。
つまり、イタリムが次元に巨大な穴を作り、己の軍隊を送り込もうとしているのだと。
ただ、魔力の大きな存在ほど次元の移動には多くの力を使うとも言う。
「ってことは、強い奴が来るには時間がかかるってことだろ?なら・・・急いでレベルアップしないとな」
護はそう口にすると、レベルアップするのにちょうど良さそうなチンパンジーのような見た目の鋭爪のブリガと、クマのような魔物である黒影のラザンが姿を現した。
ラカンの牙には頼らずに、護はそれらの魔物たちに突っ込んだ。
夢の中でやっていた格闘スタイルをベースにしながら、支配者の権能で武器を操り中遠距離を補い、暴風斬りや影の抽出で作ったガントレットを駆使して魔物たちと戦う。
ラカンの牙は敵の数が増し戦いが長引くほどに亡者を使い強くなる護を見て、自らが負けた理由を理解させられた。
「ここだ」
護が見下ろした先には、ハンターたちが利用していそうな拠点が見える。
「うぇっ・・・こんな時間まで人がいるのかよ・・・」
「仕事熱心ですな」
モンスター討伐なら昼間で十分なはずなのに、夜中まで残っていることに護は疑問を覚えていると、かなり大きめの車が拠点の前で止まる。
その車からは、ガラの悪い男たちと目と足を縛られた人たちが出てきた。
「ベル・・・あれ、誘拐だよな?」
「そのように見受けられますね。小君主さま・・・今の私たちは不法侵入者。とりあえずは、ここで待機するのが得策かと存じます。万が一にでも捕まれば、ハンターの権限が・・・」
ベルが不用意な行動はしないようにくぎを刺そうとしたときには、肝心の護は既にいないかった。
強行犯係の刑事である父と伝説の消防士である祖父を持つ護には、悪漢を見かけると考えるよりも先に体が動いてしまう癖があったのだ。
そのため、護はベルの忠告を聞かずハンターたちの拠点に乗り込んだ。
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