ウシュバテソーロの馬主は?セリ取引の値段はいくら?

競馬

この記事は、ウシュバテソーロの馬主について解説します。

ウシュバテソーロはJRAの所属で、2017年生まれの牡馬です。

ダートコースで使われてから頭角を現し、2022年末の東京大賞典、2023年初めの川崎記念とGⅠ級のレースを連勝しました。

そしてその勢いのまま、2023年3月25日に行われたドバイワールドカップで優勝したのです。

今後の活躍が楽しみなウシュバテソーロですが、馬主は一体誰なのかが気になりますね。

ウシュバテソーロの馬主について徹底調査しました。

ウシュバテソーロの馬主は?

ウシュバテソーロの勝負服は緑を基調に黄色の襷、袖にも1本黄色が巻かれていてさわやかな印象です。

そんな勝負服を用意した馬主は一体誰なのでしょうか?

調査の結果、ウシュバテソーロの馬主は了徳寺健二ホールディングスということが分かりました。

法人名から推察すると、了徳寺健二氏が代表を務めているようです。

それでは了徳寺健二氏について詳しく見ていきましょう。

了徳寺健二氏はどんな人?

了徳寺健二氏は1948年生まれの日本の実業家で、学校法人了徳寺大学の理事長等をされているようです。

かつて柔道の選手であり監督でもあった了徳寺氏は、オリンピックを目指す選手を作り上げるために尽力しました。

しかし所属していた会社では希望が受け入れられなかったため、退職して自身で夢に向かって歩み始めます。

そして資金集めの過程で始めた接骨院が軌道に乗り、多店舗展開をしていきます。

2000年には学校法人了徳寺学園を設立し、医療やリハビリテーションの専門学校を開校しました。

これは接骨院のノウハウを活かした専門学校なのだと推測できます。

さらに2006年には了徳寺大学を開校、2011年には千葉県柔道連盟会長に就任しました。

このように了徳寺氏は、実業家として順風満帆に進んでいるように見受けられます。

代表的な所有馬は?

JRAの馬主としても知られる了徳寺健二氏ですが、当初は個人名義で登録していたようです。

そして2018年に法人名義の了徳寺健二ホールディングスに変更したようですが、ここにはどのような馬が所属しているのでしょうか?

調べてみると2023年3月現在79頭の馬が現役で登録されていて、全ての馬名に「テソーロ」が付けられています。

テソーロはスペイン語で宝物という意味があるそうです。

ウシュバテソーロ以外の代表馬は、クラスターカップ(盛岡GⅢ)を勝ったオーロラテソーロが挙げられます。

了徳寺健二ホールディングスは通算で中央124勝、地方で112勝していますが、中央では重賞レースを勝ったことがありません。

地方ではGⅠ級を2勝していますがいずれもウシュバテソーロなので、この馬がいかに突出した成績かが分かりますね。

ウシュバテソーロがドバイワールドカップを優勝したことで、了徳寺健二ホールディングスは今後ますます注目が集まることでしょう。

次にウシュバテソーロの取引価格はいくらだったのかを見ていきます。

セリ取引の値段はいくら?

ドバイワールドカップの優勝で約9億円を稼いだウシュバテソーロですが、セリの価格はいくらだったのでしょうか?

ウシュバテソーロは2017年のセレクトセールで、2700万円で取引されました。

血統の良い馬は1億円以上で取引される中、ウシュバテソーロはオルフェーヴルの仔でありながら2700万円とは安かったですね。

ウシュバテソーロはドバイ前までの成績は28戦9勝、中央地方合わせて約3億円の賞金を獲得していました。

それだけでも凄いですが、ドバイに行って一気に約9億円がプラスされるのですから、馬主の方にとってはやはり夢がありますよね。

しかし中には高額でセリ落としても全く活躍しない馬もいるので、馬主は余程の資金が無いとなれないということになります。

では次に管理している調教師は誰なのかを確認してみましょう。

調教師は?

ドバイワールドカップの勝利で一躍脚光を浴びたウシュバテソーロですが、管理する調教師は誰なのでしょうか。

ウシュバテソーロの管理は高木厩舎が行っています。

高木登調教師は1965年生まれ、JRAの美浦トレーニングセンターの所属です。

2007年3月開業以来着実に勝ち星を挙げ、2022年2月には通算300勝を達成しました。

高木厩舎の馬はダートが得意と言われていて、芝で活躍できない馬をダートに転向させる時は要注意です。

ウシュバテソーロも芝の成績はパッとしませんでしたが、ダートに転向してから一気に素質が開花した印象です。

この活躍によってダート戦での高木厩舎の馬は、オッズが下がってしまうのではないかと心配になりますね。

ウシュバテソーロの馬主のまとめ

この記事はウシュバテソーロの馬主について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると次のようになります。

  • ウシュバテソーロの馬主は了徳寺健二ホールディングス
  • 了徳寺健二氏は日本の実業家
  • 所有馬の馬名には全てテソーロが付いている
  • セリ取引の価格は2700万円
  • 高木登調教師が管理

了徳寺健二ホールディングスの馬は中央のGⅠも、重賞も勝ったことがありません。

それをいきなり飛び越えてドバイワールドカップを制してしまったのですから、すごいの一言です。

そしてウシュバテソーロをダートに転向させた高木登調教師も、してやったりなのではないでしょうか。

今後のウシュバテソーロがどのレースを選んでいくのか、また了徳寺健二ホールディングと高木登厩舎も注目していきたいと思います。

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