この記事は、「壁穴開いてます」の第3話についてネタバレ解説をしていきたいと思います。
第2話の内容についてもおさらいしつつネタバレについて解説していきたいと思いますので宜しくお願い致します。
第2話の振り返り
壁穴のある部屋へ案内された主人公は、店を訪れた成瀬洋子とそのまま壁穴を通して関係を持ってしまう事に。
壁穴の真実を知った主人公がその後取った行動とは?
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第3話のネタバレまとめ
「お、終わりました・・」
顔を赤くして店の入り口にいる主人公の祖母に声を掛ける成瀬洋子。
壁穴は良かったか主人公の祖母に聞かれると「あーもう!いちいちうっさいな!」と照れ隠ししてそのまま店を後にした。
部屋から出た主人公は壁穴について祖母に問いただす。
祖母「おおどうだい?できそうかい?」
主「いや、出来るも何もあんな部屋に孫を行かせるなんてどうかしてますよ!」
「大体壁穴って何なんですか!」と祖母に対し激昂する。
祖母「うーん、あのおなごの顔を見た限りじゃと・・・うまくやりこなしたみたいじゃけどね・・・」
と全てお見通しの祖母に対し言い返せない主人公。
黙っていかせたことを謝った後祖母は、祖父と主人公は血のつながりから上手く壁穴役をこなせたことに感心する。
主人公は「店の手伝いをしに来たが、壁穴をやりに来たわけではない」と祖母に言い放つ。
しかし、祖母は「壁穴も立派な仕事の一つ」と主人公にいい聞かせる。
壁穴をやらないと、村に陰気が溜まり恐ろしいことが起きてしまうと話す。
「壁穴は村に伝わる大事な儀式で、この役割を担えるのは剛輝・・お前しかおらん!」
そう言われると主人公は祖母に対し、「じゃあおばあちゃんも?」と聞く。
すると祖母は頬を赤くして黙ってしまう。
壁穴について、詳しい事は祖父が書き残したメモがあるから、まずはそれを読むように言われ今日はもう休むよう祖母に言われた主人公は店を後にした。
(おじいちゃんはどうして店であんなものを作ったんだろう?いや、もともとそういう目的で作られたものなのかな・・まさか父さんと叔父さんまで知らなかったなんて・・)
叔父の家に帰った主人公は、壁穴についての考察を始める。
考えても結論が出なかった主人公は、祖父が残したメモを読み返す事に。
メモの中身は村の歴史について書かれており、終戦後家と家族を失った祖父がこの村に来る経緯について記されていた。
さらに読み進めると、村で祖母と出会い初体験に至った経緯も記されていたが、堪らず一旦本を閉じる主人公。
必要な内容の場所のみを端折って読むと決め再び本を開くことに。
壁穴についていくつかの決まりがあることが記されていた。
- 1つ:店でかかわったお客とは公私の区別を徹底する事
- 2つ:壁穴を利用できるのは1日に1回までとする
- 3つ:壁穴の内と外の年齢差は12歳以上離れてはならない
お年寄りを相手にしなくて済む事実にホッとする主人公だが、すでに壁穴をする気で物事を考えるようになっている思考に対し自戒する。
メモを読みながら、父親と叔父は本当に壁穴について知らなかったのか疑問を抱く主人公。
メモを読み進めると祖父と父親と叔父のやり取りが記されていた。
祖父は年を取り壁穴役を続ける事が困難になってしまったことを悟り、息子である主人公の父親と叔父と一緒にお風呂に入りながらお店を二人の息子に託すことを決意。
主人公の父親は賢かったのと、どうしても上京したいと意志が固く、店を継ぐことに反対する。
一方、叔父は村に残ることを快諾してはいたが、壁穴役を担うのに大事な要素としてあそこの大きさがあったが、叔父は小さなムスコだった為壁穴役としては不向きな結果に。
・・・その後、夕飯を食べながら叔父にお店での仕事はどうだったのか?祖母から上手くやってくれたと言われ、嬉しそうな表情の叔父は主人公にそう質問した。
作り笑いの表情で何とかうまくやりましたという主人公に対し、違和感を覚えた叔母は意味深な表情で主人公を見つめる。
翌日、「壁穴休止」の張り紙を店の入り口に貼りながらため息をつく祖母。
主人公はお店を休んでこの村に来た経緯や壁穴について部屋で考え事をする。
初めて初体験を済ますことが出来たことは嬉しく思いつつも、当初の目的とは違う形に困惑。
「コンコン」
叔母「剛輝くん、ちょっといいかしら?」
叔母が部屋のドアをノックし呼びかける。
店を休んだことを心配し部屋を訪れた叔母に対し、事情があってとはぐらかす。
そこで叔母は剛輝を散歩へ連れ出すことを提案し外へ。
散歩をしながら目についた場所の今と過去について主人公に説明する叔母。
その流れで主人公が仕事に失敗して村に来たことを質問する叔母。
夢について質問された主人公は、とりあえずお金さえ稼げれば全部うまくいくと思っていたことを打ち明け、現状の有様を卑下する。
すると叔母は「やっぱりお金を稼ぐっていいわよね」と共感。
主人公がお金に対し執着心が強いと感じた叔母は、お金を稼ぐ理由について聞くことに。
しかし、主人公的には特に目的はなく、お金は多くあるに越したことはないと説明する。
叔母「着いたわよ!ほら、あっちを見て」
叔母が指をさした方向には大きな果樹園が広がっていた。
この大きな果樹園は誰が買ってくれたのか?を主人公に質問する叔母。
すると間髪入れずに「お義父様よ」と祖父からプレゼントされたことを打ち明ける。
果樹園自体を大きくしたのは叔父だが、敷地は全て祖父が購入したものと説明する叔母。
自分の家がそんなにお金持ちだったのか疑問を抱く主人公だが、叔母は主人公の父親が上京した時の家を祖父が買ってあげたことも伝えられ呆然とする。
商店はお金になる事実が分かった主人公は、今までのもやもやが晴れすっきりした表情で叔母に焦点で働く意欲がわいてきたと伝える。
叔父が主人公の事を実は心配していたことを伝えられ予想外の表情をした主人公。
ボソッと「正直なところ私も期待しているし・・・」と言い放つ叔母に対し聞き返した主人公だが、何でもないとはぐらかされる。
その流れで、暗くならないうちに家に帰ることにした二人だが、帰宅中大きな胸を上下に震わせる叔母の姿に顔を赤くしながら(さっきの期待しているってどういう意味なんだろう?)と淡い期待を抱いてしまう。
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第3話の感想考察
壁穴のシステムについて公開されましたが、このルールが今後どのように活きてくるのか気になりますね。
設定自体はそれなりに作りこまれているようですが、「商店はお金になる」という漠然とした表現でとどまっているのが気になりますね。
壁穴自体がお金になるのか?どの位の金額貰えるのか?もう少し細かい描写があるとより世界観に浸れそうですが、今後の楽しみという事で取っておきましょう。
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